
フレームワークの基本として有名なPDCAがあります。
PDCAは以下の4つのステップから成り立っています。
Plan(計画)
例えば、営業現場なら「1年で受注率3%アップ」など、具体的な目標を立てる。
Do(実行)
脇道にそれずに計画通りに仕事を進め、その記録を残す。
Check(評価)
目標がどの程度達成できたかを分析。
Action(改善)
どの要因が成功、失敗につながったかを考える。成功の要因は継続し、失敗の要因は捨てる。
より高品質な商品を生産するためには、実際に効果的だったPDCAの手法。
しかし、今、「PDCAサイクル古い」というワードが出てくるようになっています。
それには以下の理由が挙げられます。
① 改善までのサイクルに時間がかかる
PDCAではしっかりとしたプランニングと同時に、評価や改善にも十分な時間をかけていく必要があります。
しかし、製造工場の現場とは異なり、現在のIT化が進んだ多くのビジネスモデルではアップグレードなど断続的にサービス提供を行っていくことが少なくありません。
そうなると、PDCA古いというよりは、合わないというべきでしょう。
② 新しいアイデアが生まれにくい
PDCA手法では、実行した業務を評価して改善していくため、前例的になりがちです。
前に実行して成功したことをなぞるだけで新しいアイデアの入り込む余地がなくなることも。
次々と新しい視点を取り入れる必要のあるビジネスモデルには合っていません。
③ PDCAを行うのが大変
PDCAを行うには、かなりの時間をそれに割く必要があります。
場合によっては、PDCAを行うことが目的のように感じる恐れもあります。
効果があれば、それだけの価値はありますが、そうでない場合、逆にいたずらに時間を失うことになります。

それに対して、「経営の神様」松下幸之助は次の内容を述べています。
『商売心得帖』 のまえがきに、
商売というものは、発意、実行、反省が大事なことであり、私自身も、こういう基本姿勢をさらに重要視していかねばと、あらためて痛感している。
これまで、私が松下電器の経営にあたってきた中で、商売の心得として、その時々に話し、また書いてきたものがいろいろあります。
それらをまとめたものがほしいというお声を最近ずいぶんいただくようになりました。そこでそのいくつかを選んでみました。このようにまとめて見直してみますと、結局、商売には、つぎのような基本姿勢が大切だと思いました。
つまり、仏教徒の方々の生活態度は、朝に礼拝、夕べに感謝といいますが、 われわれ日々仕事に携わる者も、朝に発意、昼は実行、そして夕べに反省、こういう日々をくり返したい ということです。
同様に、毎月、毎年の初めに発意、終わりは反省。そして五年たったら、その五年分を反省する。そうすると五年間に実行してきたことのうち、よかったこと、よくなかったことがある程度わかってくると思います。
私自身の経験では、おおむね過ちないと思っていても、五年後改めて考えてみれば、半分は成功だったが、半分はしなくてもいいこと、失敗だった、ともいえるように思うのです。
そのように反省しつつ歩むならば、つぎの歩みを過ち少なく進めることもできるわけです。
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PDCAのPLAN 「計画」よりも。「発意」と言う言葉から出発するところに、生き生きとした躍動が感じられます。
発意(はつい)と呼ぶと・・・
意見・計画などを、考え起こすこと。
発意(ほつい)と呼ぶと・・・
思いつくこと。考え出すこと。
開悟しようという決心をすること。 発心。
英語圏の文化より、素敵な人がいる。しかも基本姿勢であると断言されている凄さに感動します。
2024.06.26 水 花里 一馬











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