38.ヴィクトール・フランクル の「コペルニクス的転回」

あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない、人生はまだあなたに期待しているのだ。

コペルニクス的転回とは?

物事の見方が180度変わってしまう事を比喩した言葉。あるいは、既存の物事を根本的に転換させた視点で考察する際の表現。コペルニクスが天動説を捨てて地動説を唱えたことにたとえています。

このフランクルの言葉に出会った時、着眼点と言うか、発想の凄さに衝撃を受けました。

ああしたい。こうしたい。夢があっても実現しない場合、人は無気力になり挫折して、遂には絶望します。

だけど、人生から見れば絶望していない。まだ期待している!!

自分から人生に夢を見るのでなく、人生から何が出来るか期待されている。

この考え方は、非常に大切だと思いました。

人生を意味豊かなものにする「態度価値」を説きました。

 自分の置かれた状況を変えることは難しいです。

会社に不満があっても、すぐに会社の仕事環境は良くはなりません。

 だけど、人はその現実に対してどんな態度をとるのか、今からでも変えることは可能です。

同じ仕事をしていても、不平不満ばかりで愚痴ばかり言っている人がいます。

その一方で、少しづつでも改善しょうと日々取り組み、イキイキと働いている人もいます。

 私たちの心を強くするのは、ダメな所に目を向けるのでなく、良い方向に目を向けて、気持ちを前向きにしていくことが大切だと思います。

できないことに焦点をあわせると、心にブレーキがかかったままになり面白くありません。

そうではなく、できることに焦点をあわせ、心のアクセルは全開にして、面白くして行こうと努力することが大切。

必要なのは、生きる意味についての問いを一八十度方向転換すること。「コペルニクス的転回」

 私達は、生きることからなにを期待するかではなく、

むしろひたすら、生きることが私達からなにを期待されているのかが問題です。

もういいかげん、生きることの意味を問うことを止めなければいけません。

 私達は、自身が問いの前に立っていることを思い知ることです。

生きることは日々、そして時々刻々、問いかけがあります。

私達は、その問いに答えを迫られています。

考えこんだり、迷って尻込みしている場合ではないのです。

ひたすら行動によって、適切な態度によって、正しい答えを出すこと。

生きるとはつまり、生きることの問いに正しく応える義務。

生きることが各人に課す課題を果たす義務です。

時々刻々の要請を充たす義務を引き受けることにほかならない。

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V・フランクル.

さすがナチスの強制収容所での凄惨な体験を通しての言葉、考え方は凄すぎる!に尽きます。

その体験記は、『夜と霧』は世界的ベストセラーとして知られています。

2024.12.19 木   花里 一馬